空間を”体験”する時代へ ─ 3D・VRが拓く設計の未来
こんにちは、ImaedaDesignです。
今回は、弊社でも扱っている3D・VR技術について、空間設計の視点からご紹介します。

空間は、図面で見るものから、体験して感じるものに変化しつつあります。
設計の初期段階から、VR空間を“歩いて・見て・感じる”ことで、クライアントと共に
空間の物語を共有できる時代が訪れています。
照明の陰影や素材の質感、家具の配置による空間の流れ──
これまで完成後にしかわからなかった“感覚”を、設計段階で体験できることで
空間づくりはより確かに、より創造的に進化しています。
図面を超えて、空間を歩いて感じる設計体験

設計図やパースだけでは伝えきれない空間の感覚を、3D・VR技術がリアルに
体験させてくれる時代が到来しています!
弊社では、クライアントが実際にVR空間を歩きながら、照明の陰影や素材の質感
家具の配置による空間の流れを体感できる設計体験を提供しています。
例えば、リビングでは昼と夜で照明の印象違い、壁材の色が自然光でどう映えるか
──その場で確認しながら、納得のいく選択が可能になります。
店舗やオフィスでは、動線や視線の抜け感、什器の配置による印象の違いを
実際に歩いて検証!!
設計者とクライアントが同じ空間を共有しながら、リアルタイムで修正や提案を
行えることで設計はより共感的で創造的なプロセスへと進化します。
では、VRで具体的にどんな要素が確認できるのでしょうか?
以下に代表的なポイントをまとめました。
| 確認できるポイント | 内容の説明 | VRでの体験価値 |
| 動線の流れ |
人の移動ルートや回遊性 混雑しやすい箇所の確認 |
実際に歩いてみることで、 スムーズな導線設計が可能に |
| 視線の抜け感 |
入り口からの見通し、奥行き感 視覚的な広がり |
空間の“抜け”や“圧迫感”を リアルに体感できる |
| 照明の演出 |
昼夜の光の変化、間接照明の効果 影の出方 |
時間帯ごとの雰囲気を 事前に確認・調整できる |
| 什器・家具の配置 |
家具のサイズ感、 配置による動線や視界の変化 |
実寸スケールで “しっくりくる”配置を検証可能 |
| 素材の質感 |
床・壁・天井などの 素材の見え方や光の反射 |
質感や色味の印象を リアルに確認できる |
| サイン・視認性 |
看板や案内表示の 見え方・読みやすさ |
お客様の導線や視認性を 事前にチェックできる |
このようなVR体験は、完成後の「思っていたのと違う」を防ぎ、設計段階から
自分ごと化された空間づくりを可能にします。
「空間を感じながら創る」
──それが、これからの設計のスタンダードになっていくのです。
設計プロセスはどう変わるのか

従来の設計プロセスでは、図面やパースをもとに打ち合わせを重ね、
修正を加えながら完成形に近づけていくのが一般的でした。
しかし、VRを活用することで、設計者とクライアントが同じ空間を同じ視点で
体験できるようになりコミュニケーションの質が格段に向上します。
照明の演出や家具の配置をその場で変更しながら、空間の印象をリアルタイムで
共有・検証することが可能になったのです。
「この位置だと光が強すぎる」「もう少し奥に配置すると落ち着く」──
そんな感覚的なフィードバックが、即座に設計に反映されることで、
設計はより共感的で創造的なプロセスへと進化します。
VR設計体験によって得られる主なメリット
・空間を歩いて体験することで、図面では見えない動線や視線の抜け感を確認できる
・照明の演出や素材の質感を、時間帯や配置ごとにリアルに検証できる
・家具や什器の配置をその場で変更し、空間の印象を即座に共有できる
・クライアントとの共感が深まり、設計への納得感と愛着が生まれる
・チーム間(施工・営業・デザイン)の共通理解が生まれ、連携がスムーズになる
・プレゼンが体験型になることで、空間の魅力がより直感的に伝わる
クライアントと共に創る空間の価値

空間づくりは、設計者だけのものではありません。
そこに暮らす人、働く人、訪れる人──そのすべての視点が重なって
初めて意味のある空間が生まれます。
弊社では、クライアントとの対話を何よりも大切にしています。
その対話をより深く、より実感を伴ったものにしてくれるのが、VRを活用した設計体験です。
VR空間を一緒に歩きながら、
「この場所に立ったとき、どんな気持ちになるか」「この照明の高さはどう感じるか」
クライアント自身が体験者として空間に関わることで、設計は一方通行の提案ではなく
双方向の共創へと変わります。

まとめ
VRによって空間を“体験”できるようになった今、設計の未来は先へと進もうとしている。
そのひとつが、メタバースや感情データを活用した“感情に寄り添う空間設計”です。
たとえば、バーチャル上に構築されたショールームやオフィス空間。
そこでは、現実の制約を超えたスケールや演出が可能になり、ブランドの世界観や
ストーリーをより自由に表現できます。
弊社が目指すのは、単なる“便利なツールとしてのVR”ではなく、空間と人の関係性を
より深く、豊かにするための“感情インターフェース”としての設計です。
空間が人に寄り添い、語りかけ、共に変化していく──
そんな未来の設計を、私たちはすでに歩み始めています。