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【目次】

1.食べ物が「映える」とは?

2.映える食べ物と飲食店の空間デザインの関係

3.食べ物が映える空間デザインの特徴とは?

4.インスタ映えと飲食店の集客率との関係性

5.食べ物が「映える」店舗デザインの事例

 

1.食べ物が「映える」とは?


 

近年、流行語大賞のひとつに「インスタ映え」が選ばれるほど「映える」という単語は皆さまにとって身近になっているのではないでしょうか?
今回のブログでは「映える」の中でも「食」についてご紹介したいと思います。
「食」と言うプロセスは衣食住のひとつで人間にとって毎日欠かせない必要不可欠な行動です。さらに「食を楽しむ」という行動は人間特有だそうです。

実は人間が食べ物を食べて「おいしい」と感じるとき、味覚より視覚の影響が大きいことがわかっています。

人間は「目で食べている」といわれていますが目を閉じて食べると食べ物の情報の約8割が失われることになります。

視覚で得た情報から食べ物を認識して過去に食べたものか情報検索し、体に取り込んでよいかを察知します。そのため人間が食べ物を見て美味しそうと感じるのは、以前食べたものが美味しかったという記憶と、目の前の食べ物を比べて美味しさが上回るかどうかを予測して、食べたいという感情に結び付いているのです。
この現象より、「美味しい」は人間は五感で感知することで、自分の過去の記憶から感情で表現することがわかっています。
そんな食べ物の「映える」ことに意識してみることで日々の暮らしがより充実していきます。

 

2.映える食べ物と飲食店の空間デザインの関係


 

先ほど食べ物が「映える」についてお話させていただきましたが、日本料理は「目で食べる」料理と言われています。
その理由は食材を美味しそうに魅せたり、四季の移ろいを料理の見た目で表現しているからです。
例えば日本の伝統料理のひとつであるお寿司ですが、お寿司屋さんのにぎりは「赤・白・黄・緑・黒」を必ず入れているそうです。これらは食欲を増進させる色と料理を引き締める効果のある黒を使って視覚で美味しそうにみせています。
また食材の色だけでなく、器や食材の飾りつけに桜や紅葉の葉など季節の花を用いて彩り豊かに表現しています。

 

3.食べ物が映える空間デザインの特徴とは?



みなさまは、「ここ最近で一番美味しかった料理は何ですか?」と聞かれたらどんな料理や食べ物を想像しますか?
この時、人は頭の中の美味しいと感じた記憶をたどって一番印象に残ったものを答える場合が多いです。
では次に「なぜ、その料理が美味しかったですか?」と聞かれたら、料理の味に関しての情報だけでなく、その料理を食べたときの嬉しい・感動・心地いいなど感情を含めた状況を含めた感想を答える人が多いこともわかっています。
このことから、食空間デザインも重要な役割をしています。

 

食空間デザインとは「食べ物が盛り付けられたお皿 類が置かれたテーブル、そしてそのテーブルが置かれた部屋のインテリア、そのインテリアのある建築物、 窓から見える風景、ここちよい温度や音楽等という幅 広い範囲に対して、テーマやコンセプトを基にコー ディネートすることである。食空間の基本は清潔で機 能的で目的に合った食事の場である。料理や器・食卓 だけではなく、周りの景色、清潔で美しく、適度な空間や居心地のよい環境を整えることである」
参照:日本フードコーディネーター協会 2018 フード コーディネーター教本2018 第7章 柴田書店

 

飲食店店舗において料理の見た目の美しさや食器を映えさせるには、トータルデザインすることがとても重要となることがわかります。
例えば空間のデザインと提供する食べ物とあっているか?も重要となります。一つひとつのデザインが素晴らしくでも、提供される料理と空間のデザインが合わないとバランスの悪い店舗デザインになってしまいます。

 

4.インスタ映えと飲食店の集客率との関係性


 

先ほど紹介した食空間デザインより素敵な空間を作ることで飲食店の集客率・話題性につなげることができます。
インスタ映えする料理や空間を提供することで来店したお客様が写真を撮ってSNSにアップすることで宣伝してくれます。(グーグル 口コミ インスタ)
さて、いまから料理の写真撮影する際のポイントをご紹介いたします。

 

①撮るアングルを統一→斜め45度でとること!
料理を主体に引き立たすことができ見栄えも良くなります。お皿の奥に余白をさりげなく入れることで、視点も統一されてすっきりします。

 

②写真のサイズを統一
正方形や4:3に併せることで全体のバランスが整います

 

③動きのある写真を撮る
動きのある瞬間を撮ることで料理により「臨場感」を出すことができます。
例えばテレビのグルメロケやコマーシャルでも、お肉を切った時の溢れる肉汁感やあつあつの鍋からでる湯気、活気のある魚をアピールするシーンが見受けられます。
ポイントとしては、
このような“動き感”のある写真がインスタ映えのポイントに欠かせないのです!
・お箸などを使って料理を持ち上げている瞬間
・ソースなどをかけている瞬間

 

④色味を統一する 
色味を統一することで写真を並べてみたときにきれいに見えます。違う色味でも明るさや彩度を揃えることからはじめてみましょう。

 

他にも、お花や小物のプレゼントのサービスがあるお店もあります。受け取った側は感動することはもちろん、お店側の気持ち・記憶に残ることをすることで口コミやインスタ投稿に繋がる可能性が高まります。

 

 

5.食べ物が「映える」店舗デザインの事例

 


食べ物が映える店舗デザインの一例をご紹介いたします!

 

①マッシモ・マリアーニ

massimo mariani

インスタ映えスポットとしてもかなり人気のお店です。
このお店の看板メニューはアフタヌーンティーセットで印象に残る見た目でインスタ映え間違いなしの一品です。

 

写真参考URL:
https://tabelog.com/aichi/A2301/A230106/23000045/?cid=yo_vc_nm&vc_lpp=MSY3MzA0YzQ2Yzk2JjVmNzY4MTMwJjMzNWY4ZCY1Zjc3ZDJiMCZBQUFCZE9ib3BhQjRNNEpkeXRxb0dNTnkmNAlBQUFCZE9ib3BhQjRNNEpkeXRxb0dNTnkJMDg4NTQ1OTg1MzAyNzk3NDcyMjAxMDAyMDEyNDAwCQlodHRwczovL25hZ295YWppbi5uYWdveWEvaW5zdGFncmFtLWNhZmUvCQ


 

どんな状況でも、皆様に安心していただける素敵な空間をご提案させていただきたいと思っております。 何か、空間(オフィスデザイン・店舗デザイン・お住いなど)お困りごとが、ございましたら、一度ご相談くださいませ。 今後とも、弊社(㈱Imaeda Design)を何卒、よろしくお願いいたします。

 

株式会社Imaeda Design 代表取締役 今枝茂樹 並びに 社員一同

 

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