昨今、新型コロナウイルス（COVID-19）の対策として室内の換気を定期的にされている方も多くおられるかと思います。
窓を常時開放しておける状況のお部屋なら良いのですが、暑い時期・寒い時期なかなか難しい場合が多いです。
なるべく短時間で効率よく換気ができると空調設備にも負担が少なく、省エネにも繋がるのではないでしょうか。
今回は室内環境を改善の一つになっていただければと思い、換気の仕方について触れていきたいと思います。
【目次】
1.住宅やマンションで24時間換気設備は有効活用しよう！
24時間換気を取り入れているのでしたら、トイレ・お風呂・洗面所等常時作動してる換気扇があり、空気の入れ替えを
1時間で部屋半分（※0.5回/ｈ）の空気が入れ替えが可能です。
空気の入れ替えによる温度変化が不快になり24時間換気スイッチが露出している場合
稀にスイッチをOFFにしてしまう方がいます。
24時間換気スイッチがある方はONになっている事を確認しましょう。
※0.5回/ｈについて
換気の効率は「換気回数」による表記がされます。
室内の空気が一定の時間に入れ替わる回数を換気回数といいます。
1時間あたりの回数で表されています。
入れ替わる回数が大きい値ほど換気効率が優れていることを表します。
2.窓を開けて空気を入れ替えよう！
窓は１か所の大きな窓を開けるより、2か所の窓で空気の通り道のできる（対角線上）を開けると
空気の入れ替えが早くなります。
窓を開ける自然換気（風力により換気）は室内に入ってくる空気が入ってくる窓（吸気）は下方・空気の出ていく（排気）の窓は上方に。
この高低差が大きいほど、より効率のよい換気になります。
また寒暖時に空調設備を使用しているときは、室内外の温度差により吸気排気（逆転することもあります）
こちらも高低差が大きいほうが換気効率が良いです。
上記は窓の位置に左右されるため、限定的な条件となります。
3.窓が１か所しかない場合でも大丈夫！
・窓が１か所しかない場合でも大丈夫！
窓が１か所にしかないときは、部屋の中で空気が滞留し換気の効率は悪いです。
開けてるから良しではありません。
空気の入れ替えでも記載しました、空気の道を作ればよいのです。
窓が2か所なくとも台所等の換気扇を使用すれば、空気の道ができ窓から空気が入り、換気扇から出ていきます。
これで換気効率が上がります。
また換気扇が同じ部屋になく窓１か所で吸排気を行わなければいけない部屋もあります。
そんな時は、換気扇の役割のものを作ればよいのです。
サーキュレーターや扇風機を使います。
風を窓の外に向けて空気を押し出します。
排気した分、窓の外から吸気が行われます。
排気する空気は窓と同じサイズではなく、窓より小さく吸気できるようにしてください。
4.換気時間の目安
1時間毎に5分から10分程度を目安に換気をするようにすると良いです。
2時間毎で10分を1回と2時間分まとめてよりも、こまめに換気する方が効率はよくなります。
5.お知らせ
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6.最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回のブログでは、換気についてご紹介させていただきました。
緊急事態宣言が解除されている地域でも、まだまだ油断できない状況だと思います。
コロナウィルスについては共存ともいわれております。
これからも室内換気の重要性は現在と変わらず行うとよいのではないでしょうか。
そして、まもなく夏がやってきます。
夏場に長時間窓を開けて換気すると、冷気が多分に逃げてしまいます。
近年では室内熱中症も多く、室内温度を一定に保つことも必要となります。
上記に記載した方法でなるべく効率よく換気をしてみるのも良いのではないでしょうか。
お部屋の間取りを変更や模様替えを検討される際に、換気についても考慮した空間にしてみてはいかがでしょうか。
また、建築・インテリアのコロナウィルス対策に関してのブログもありますのでご参考にしてください。
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