繁盛するバー・カウンターバーの内装デザインは?物件選びから工事の費用相場まで詳しく解説
こんにちは、ImaedaDesignの今枝です。
今回は、バーの内装デザインや物件選びなどについてお話ししたいと思います。
バーを開くにあたってデザインはもちろん、アクセスのしやすさやお客様の過ごしやすい空間も重要です。
そこで、物件選びや工事費用などについても詳しくご紹介していきます。
物件と内装の費用
最初に物件と内装に掛かる費用について解説します。
バーを開業するにあたって、物件選びは重要な要素です。
また物件は大きく以下2つの種類に分類されます。
- 居抜き物件
- スケルトン物件
各物件についてまとめました。
以下の内容を参考にして、ご予算にあった費用で物件を選びをしましょう。
居抜き物件
居抜き物件とは、内装や什器といった備品が残った状態で借りる物件のことです。
設備を譲り受ける際に費用が発生しますが、工事する部分が少ないため安く仕上げることができます。
費用が約15万円~30万円程安くなる可能性があります。
ただし、大幅に内装を変更したり、退去時にスケルトン状態に戻す場合は、工事費用によって費用が高くなります。
スケルトン物件
スケルトン物件は、退去時に設備や内装をすべて撤去した状態の物件のことです。
壁、天井、床が剥がされている状態でオーナー様が自由にデザインできます。
一方で、内装を自由にカスタマイズできる分、工事費用がかかります。
バーの内装デザインのポイントは?
バーの内装デザインは、お客さんの雰囲気を左右するため、とても重要な要素です。
下記が内装のデザインをする際のポイントですので、参考にしてみてください。
ポイント1:人気店を参考にする
人気のバーに足を運び、内装デザインやバーの雰囲気を観察しましょう。
店内のコンセプトや距離感、カウンターや座席の配置などを参考にしてみると良いと思います。
実際に足を運べなくとも、いろいろな店舗の事例を見てみると参考になりますよ。
ポイント2:お店のコンセプトを決める
自分のバーのコンセプトを明確に決めましょう。
どんな雰囲気のお店にしたいか、何を提供するのかを明確に決めましょう。
コンセプトによって、席数や内装の雰囲気等も変わってきます。
ポイント3:5W2Hを基準に考える
5W2Hとは、 情報を論理的に整理・分類・集約するためのフレームワークです。
- WHEN(営業時間)
- WHERE(場所)
- WHO(メインのお客さん)
- WHAT(提供するもの)
- WHY(来店理由)
- HOW(過ごし方)
- HOW MUCH(価格帯)
5W2Hを基準にして、デザインを考えることが大切です。
ポイント4:物件を吟味
ターゲットを集客できるエリアを選び、競合店のリサーチや客相を把握しましょう。
立地や周囲の環境も調べ、ご自身の雰囲気に合った場所かも考慮しましょう。
バー・カウンターバーの内装の費用相場
バーの内装工事の費用は一般的に約30万円/坪ほどかかります。
おしゃれな空間にする場合は、相場よりも高い50万円/坪になることもあります。
以下は50坪のバーを想定した内装の工事費用の一例です。
- 内装工事:150万円~450万円
- 冷凍冷蔵庫:35万円~65万円
- 製氷機:30万円~60万円
- シンク:18万円~40万円
バーの内装デザインのポイント
バーの内装デザインは、お客様に快適な雰囲気を提供し、居心地の良い空間が重要です。
以下に内装デザインの参考例をご紹介します。
モダン・インダストリアル
鉄や木材を使った家具や照明、オープンなキッチンカウンター、レンガの壁などのモダンでスタイリッシュなバーです。
モノトーンのカラーパレットと相性が良く、シンプルで洗練された雰囲気を演出し、インダストリアルデザインが特徴です。
レトロ・ヴィンテージ
アンティーク家具、ビンテージポスター、暖色系の照明などでヴィンテージスタイルを再現したものです。
レトロな雰囲気で、クラシックなバーの雰囲気を楽しみたい人向けのデザインです。
ビーチ・トロピカル
パステルカラーの家具やアート、砂浜風の床、植物を配置して、リゾート感を演出したバーです。
ビーチやトロピカルスタイルな雰囲気で明るくリラックスした空間が楽しめます。
ワインバー・ワイナリー
木製のワインラック、ワインボトルのディスプレイなどを用いた、ワイナリースタイルのバーです。
ワインバーを開業する際には、ワインテイスティングエリアを設けることでワイン愛好家たちを魅了ことができます。
モダン・ミニマル
白やグレーの壁、モダンなバースツール、ミニマルな照明といったモダンかつミニマルスタイルなバーです。
シンプルで清潔感のあるバーでモダンな雰囲気も楽しめる空間に仕上げられています。
まとめ
今回はバーの内装デザインや物件などのご紹介をしました。
バーは物件によって掛かる費用が変動します。
一方で、物件によっては費用を抑えることができます。
一部では国あるいは自治体から受けられる原則返済不要の助成金や補助金が受けることができるので、一度確認してみるのも大事ですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。