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第一印象をデザインするーファサードの力

 

こんにちは、ImaedaDesignです!

今回は『ファサードデザイン』について解説していきます。

“企業の印象は、建物の顔で決まる”とまで言われている

ファサードデザインはとても重要な役割を果たしています!

オフィスや店舗の外観を見ただけで、「この会社、なんだか信頼できそう」

と感じたことはありませんか?

その第一印象をつくっているのが、『ファサードデザイン(建物の正面デザイン)』です。

ファサードは単なる外観のデザインではありません!

企業の理念やブランド価値、さらには来訪者に伝えたい空気感までも表現できる

企業ブランディングの重要な要素です。

最近では「建物をブランディングの一部として見直す」企業も増え、

新築・リニューアル・看板改修などの際に、ファサードデザインを軸にした

設計・施工の相談が急増しています。

本記事では、ファサードデザインの基本を、わかりやすく整理しながら

ブランドづくりの視点で解説していきます。

 

ファサードデザインとは?建物の“顔”が企業の印象を決める

ファサード=建物の「顔」

建物を人に例えるなら、ファサードはまさにその「顔」です。

街を歩く人がまず目にするのは、企業のロゴや看板よりも建物のたたずまい。

そこに漂う雰囲気や素材の質感、光の使い方、色のバランスが、

その企業の姿勢や価値観を無意識のうちに伝えています。

 

「外観デザイン」との違い

よく混同されがちですが、外観デザインとファサードデザインは別物です。

外観は建物全体の形状や色を含めた「外側のデザイン」全般を指します。

 

一方でファサードは、その中でも正面部分(アプローチ・エントランス・サインなど)を

中心に、意図的に演出された領域のこと。

つまり、外観が「全体の美しさ」なら、

ファサードは「ブランドや理念を伝えるための舞台演出」と言えます。

 

なぜ経営者が注目すべきなのか

今や企業のファサードは、“来社した人の第一印象”を決めるだけでなく、

“働く社員の誇り”にもつながる要素になっています。

清潔で整ったエントランスは、訪問者に信頼を与えると同時に、社員のモチベーションや

ブランドへの誇りを高めます。

オンライン時代だからこそ、「リアルな場の印象価値」は、他社と差をつける

重要なブランディング要素なのです!!

 

 

 

 

ファサードを構成する要素

建物の「顔」を形づくるファサードには、

見た目の印象だけでなく、ブランド体験を左右する多くの要素が関係しています。

ここでは、特に印象を大きく変える4つのポイントを紹介します!

 

1. 素材 ~ 質感が企業の“人格”を語る~

建物の表面素材は、ファサードの印象を決定づける最も重要な要素のひとつです。

素材の選び方ひとつで、企業の信頼感・革新性・温かみなどが伝わります。

素材 感じる印象 伝わるメッセージ
ガラス  透明感・先進性・軽やかさ  オープンで革新的な企業姿勢
木材  温もり・信頼感・優しさ  人とのつながりや安心感を重視
石材  安定感・重厚さ・伝統  歴史・信頼・格式を大切にする姿勢
金属  クール・機能的・モダン  効率性・精密さ・テクノロジー志向
コンクリート  力強さ・無骨・静けさ  機能性と本質を追求する企業姿勢

💡 POINT:
素材は「見た目」だけでなく、メンテナンス性や経年変化も重要。

長くブランド価値を保つためには、デザイン性+耐久性の両立が欠かせません!!

 

 

2. カラー ~ ブランドの印象を“色”で伝える~

ファサードの色使いは、企業のブランドカラーや理念を表現する手段のひとつです。

心理的効果を意識することで、「覚えられる外観」=印象に残るブランドが生まれます。

与える印象 代表的な業種例
白・グレー  清潔感・信頼・安定  医療・士業・公共施設
黒・ネイビー  高級感・重厚感  ホテル・コンサル企業
ベージュ・木調  温かみ・親しみ  カフェ・福祉施設
ビビッドカラー  活発・個性  IT・クリエイティブ企業

💡 POINT:
ブランドロゴとの“トーン一致”を意識することで、建物全体に統一感とプロフェッショナリズムが生まれます。

 

 

3. ライティング ~光が印象を二度つくる~

昼と夜では建物の見え方が大きく変わります。
特に夜間の照明は、ブランディング演出としてのライティングデザインが欠かせません。

  • :素材の質感・陰影で自然な存在感を

  • :照明でロゴやエントランスを強調し、印象的なシルエットに

💡 POINT:
光は「安全性」と「魅せる演出」の両方を担います。

照度・角度・光の色温度によって、“安心”“高級感”を同時に表現できます。

 

 

4. サイン計画 — ブランドを象徴する“サインの位置と存在感”

ファサードの仕上がりを大きく左右するのが、ロゴやサインの見せ方。

単に看板を掲げるのではなく、ブランドの主張と調和のバランスを考えることが大切です。

  • ロゴを壁面に直接組み込む

  • シンボルマークだけを象徴的に配置する

  • 夜間は間接照明で浮かび上がらせる

💡 POINT:
サインは「主張」よりも「調和」が大切。

企業の価値観をどう伝えたいか、「見せ方」ではなく「伝え方」の視点で考えましょう。

 

まとめ

ファサードデザインは、建物の見た目を整えるだけではなく、企業の理念や価値観を

「空間」で伝える大切な手段です。

素材や色、光、質感といった要素のひとつひとつに、“どんな企業でありたいか”という想いが宿ります。

来訪者の印象を左右するのはもちろん、そこに働く人々の誇りやモチベーションにも影響を与えるため、

ファサードはまさに「企業ブランディングの最前線」と言えるでしょう。

デザインの正解はひとつではありません。

重要なのは、企業の個性を正しく理解し、空間全体で「らしさ」をどう表現するかです。

弊社は、企業の想いをかたちにし、訪れる人と働く人の心に残る

“ファサード”を丁寧にデザインいたします。

建物の顔づくりからブランド価値の向上まで、ぜひ私たちにお任せください!!