心療内科の内装デザインのポイントは?
こんにちは!メディカルスタイリストの今枝です。
今日は診療内科の設計デザインについてご紹介いたします。
昨今、社会情勢の複雑化が進むにつれ、サラリーマンや若年層の精神疾患が増加しています。
コロナ下で他人との接触が減り、減少しつつあった自殺者数もまた増加傾向にあります。
そんな中で、心の病を診る心療内科のニーズはますます高まっています。
では、心療内科デザインのポイントをご紹介いたします。
心療内科クリニックの内装デザインのポイント3選!
ポイント1:2つ以上に出入口確保など安全面の配慮を
メンタルクリニックでは、緊急避難の必要性を考えなければなりません。
数年前の事件を思い起こされる方も多いと思いますが、メンタルクリニックでは、患者さんからドクターやスタッフの安全を確保することが必要不可欠となります。
各室とも2つ以上の出入口を設け、患者さんが急変した際に避難できるよう配慮しましょう。
また病室がない心療クリニックも、6階以上の階にあれば、用途や面積に関係なく、2以上の直通階段が必要になります。
無差別型の犯罪も昨今、都心部を中心に多いので、待合室など患者自身が逃げられる動線も確保しましょう。
ポイント2:落ち着いて話せる色調で
気軽に話せるよう落ち着いた色合いの内装で構成させましょう。
ビビットカラー系は刺激が強く、色の組み合わせによっては不安定な色合いになるので避けましょう。
患者さんの好みもありますので、ブルーやグリーンなど自然を感じられるパステルカラーや、オレンジやピンクなど温かみのあるパステルカラーなど、個室にテーマを持たせるのもおすすめです。
好みの色調の部屋を選べると、その日の患者の気分もわかり診断のヒントになりますよね。
ポイント3:プライバシーの配慮を
心療内科は他の診療科に比べ、立地や広告についても視認性を高めず、人目につかない場所が好ましい特徴があります。
待合室についても、仕切りパネルの設置などが望まれます。
可能であれば、個室に近い環境が好ましいでしょう。
待合の椅子を並べる場合も、患者さん同士が向き合わないよう、一方向に向けて配置します。
まとめ
以上が心療内科の内装デザインのポイントについてでした!
心療内科の内装ポイントは、以下4つ。
- 2つ以上に出入口確保など安全面の配慮を
- 落ち着いて話せる色調で
- プライバシーの配慮を
Imaeda Designではクリニックのほか、飲食店の事例もありますので、クリニック+カフェなどのデザインもお任せください。
最後までお読みいただきありがとうございました✯