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産婦人科クリニックの内装デザインのポイントは?

こんにちは!メディカルスタイリストの今枝です。

今日は産婦人科クリニックの設計デザインについてご紹介いたします。

産婦人科は、妊娠し、出産を予定する女性のための検査や治療と、それ以外の女性特有の病気を診る婦人科診療とがあります。

分けているクリニックもありますが、今回はどちらの診療も行う産婦人科を想定してご紹介したいと思います。

 

産婦人科クリニックの内装デザインのポイント4選!

ポイント1:待合室などの清潔感や開放感

産婦人科には、初めての妊娠、初めての出産、初めての我が子、初めての連続で、母になる女性が訪れる場所です。

これからの大きな生活の変化、価値観の変化、身体の変化、いろんなことがどっと押し寄せて、心の準備、整理が追い付かない人もいるでしょう。

そういった方々が安心して穏やかな気持ちで、受診できることがとても大切です。

そのためには、受付や待合室などのクリニックの顔となるエリアは、大理石の床材、すっきりとし広々とした動線、吹き抜けの待合室など、清潔感と開放感が感じられる空間もいいでしょう。

妊娠や出産に不安になりがちな気持ちを建築の開放感や清潔感で吹き飛ばすような効果も感じられるでしょう。

ポイント2:健診動線と出産動線の整理

診察室では主に問診を行い、その後、本格的な診察を内診室で行うため、レイアウト的には診察室と内診室を隣接させます。

他方で、実際に出産が始まった妊婦の緊急対応として、診察室や医師休憩室と分娩室も最短距離でアクセスできる必要があります。

ナースステーションと新生児室を隣接させ、産後妊婦の個室を周囲に配置するスタイルが一般的ですね。

ポイント3:出産を迎えるのに相応しい分娩室

 

出産のための分娩室は、妊婦にとって10か月お腹の中にいたわが子との初対面の場であり、また陣痛という大変な痛みと戦う場でもあります。

陣痛の進み具合にとっては、何十時間も分娩室で孤独に戦う妊婦さんもおられます。

そんな妊婦さんが、ふと見上げた折り上げ天井に深い藍色の夜空に瞬く星々の装飾照明はどれほど、妊婦さんの不安を和らげられるでしょうか。

音、光、匂いなどのリラックス効果とともに、赤ちゃんの誕生の瞬間にふさわしい高い空間演出が求められます。

ポイント4:産後妊婦の施設はリッチに

赤ちゃん出産後、母親はホルモンバランスの変化などにより、身体的にも精神的にも不安定になることがあります。

また産後まもなく、夜中の授乳などで眠れない日々が続きます。

子どもを産む。そして育てる中で、母となっていく・・・。

「想像していたよりも、ずっと大変」そんな思いを抱く、母親は多いのではないでしょうか。

「出産」という一世一代の大仕事を成し遂げた産後妊婦さんのための宿泊施設は、やはり「頑張ってよかった」と素直に思える空間が望ましいですよね。

宿泊する個室は、ホテルのような清潔感のある個室を複数タイプ用意できるとよいでしょう。

ベッドマットやカーペット、タオルやスリッパも上質で統一感のあるデザインで構成しましょう。

食事は最上階の眺望のよいロケーションのレストランや、屋上緑化の造園が望めるようレストランを配置するとよいでしょう。

シェフが腕をふるった料理を高級レストランでいただく、まさに自分への最高のご褒美になります。

待ったなしの少子化の中、女性が「子どもを産みたい!」と思えるクリニックの存在も少子化対策の一助になるでしょう。

まとめ

以上が産婦人科クリニックの内装デザインのポイントについてでした。

産婦人科クリニックの内装ポイントは、以下3つ。

  • 待合室などの清潔感や開放感
  • 医師動線、健診動線
  • 出産を迎えるのに相応しい分娩室
  • 産後妊婦の施設はリッチに

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最後までお読みいただきありがとうございました。