INFORMATION

クリニックや病院の内装デザインはどうしたらいい?診察科ごとのポイントも!

クリニックや病院の開業や改装を考えている場合、外観や内装、院内のコンセプトやカラーなど悩むところはたくさんありますよね。

多くのクリニックの場合内装は基本的に白が多く、シンプルで病院らしいといえばそうですが、個性がないとも感じます。

病院であっても、

  • ・インテリアはセンスのいいものを選びたい!
  • ・おすすめの壁の色や素材は?
  • ・待合室や受付などのレイアウトは?
  • ・クリニック内装の色んな事例が見たい!

そんな悩みを抱えた方に、今回は内装デザインに絞り、抑えておくべき3つのポイントを以下の内容でまとめました。

  • ・明るく清潔感のある内装
  • ・開放的な空間
  • ・バリアフリーの対応

他にも診療科ごとの抑えるべきポイントも簡単にまとめてみました。

病院やクリニックを開業予定の方、リフォームや改装をお考えの方は、是非参考にしてくださいね。

内装デザインのポイントは?

明るく清潔感のある内装

明るく清潔感のある内装

クリニックや病院を訪れた時に、薄暗かったり、年季の入った内装だった場合、残念に感じてしまうことも。

初診は来たけれど、次回はないな・・と思われてしまう可能性もあります。

病院ですから清潔感はもちろん、明るく開放的な内装がおすすめです。

明るくおしゃれな壁紙や、汚れにくい機能性壁紙、部分的には内装化粧板もおすすめですね。

一昔前は病院といえば白無地の壁紙に、簡素なロビーチェアがほとんどでした。

ところが最近では、オフィスのような都会的な内装や、おしゃれなソファや照明などのクリニックが多く見られます。

訪れる患者さんの層に合わせたデザインと内装、そして他のクリニックと差別化できるデザインがおすすめですね。

開放的な空間

開放的な空間

クリニックの内装の大事なポイントのもう一つは、開放的な空間です。

一昔前の病院は、プライバシーの観点から窓が少なく、あまり開放的とは言えない空間が多かったようです。

待合室も長椅子が羅列してあるだけの、簡素な内装がほとんどでした。

最近は大きな窓の設置や、カフェのようなゆったりした待合室のクリニックもあります。

開放的な空間を作るには、窓の設置のほか、抜け感のあるカラーを選んだり、間接照明も大切です。

間接照明を上手に使うことで、同じ空間でも広さの感じ方が変わってきます。

他にも鏡を使い奥行き感や、風景写真や絵画を飾り開放的でおしゃれな空間の演出が可能です。

バリアフリーの対応

バリアフリーの対応

病院とは通常ケガをした方や体調が悪い方など、身体に不調がある方が来るところ。

当たり前になりつつあるバリアフリーですが、かかせない大事なポイントでもあります。

段差をなくすなどの他、患者さんになるべく負担のない動線やレイアウト、座りやすい椅子の高さや配置なども大切です。

バリアフリーのほか、最近ではユニバーサルデザインを意識することも大切ですね。

ピクトグラムを使い、外国の方や小さなお子さんでも、診察室やトイレに迷うことのないよう誘導しましょう。

診療科ごとのポイント

内科・小児科

内科

内科は基本的に熱がある等の症状の方が多く受診されます。

密にならない待合室の配置と、体調の悪い方でもゆったりと過ごせる空間がポイントです。

特にコロナ禍以降、発熱外来の場合、隔離が必要となることも。

別の出入口の確保や、待合室を分けるなど受診する方が安心できる動線が必要となります。

さらに小児科も併用している場合は、小さな子どもが過ごすフリースペースもあった方がいいでしょう。

その場合子どもが好きな明るくかわいいデザインも、選ばれる重要なポイントになります。

 

耳鼻科・耳鼻咽喉科

耳鼻科・耳鼻咽喉科

耳鼻科・耳鼻咽喉科は、季節により患者数の増減が多い科となります。

春先など患者数の多い季節の場合、お医者様が多くの患者さんを診察する必要があります。

そのため、お医者様がいかに動線少なく診察が行えるか、患者さんが効率よく診察、ネブライザー等の治療を受けれるかが重要となります。

そのため患者さんが周回する動線の作りになることが多いですね。

眼科

眼科

眼科は、ターゲットごとに大きく作りが変わってきます。

コンタクト外来の方がターゲットの場合は、コンタクトレンズ専門店の併設がほとんどです。

一般診療の方がターゲットの場合も、日帰り手術も出来るクリニックなのか、一般診療のみなのかで手術室の有無などがありますね。

一般診療の場合、視力検査をするところのほか、暗い診察室・明るい診察室など診察の順序によって迷うことのない動線が必要です。

もちろん目の不自由な方も多く受診されるため、バリアフリーやユニバーサルデザインも意識しましょう。

なるべく階数のある移動や入り組んだ動線は避けたいところですね。

整形外科

整形外科

整形外科はお年寄りの他、比較的若い患者さんも多く訪れます。

松葉杖や車いすといった患者さんも多く訪れるので、手すりの設置など、バリアフリー化は必須ですね。

椅子の設置も多めにし、待合室で座る場所がない状況がないことが望ましいです。

他にも整形外科には、リハビリテーション施設が必要となります。

つらいリハビリテーションを、リラックスしてできるような開放的で明るい空間がおすすめです。

美容外科・美容整形外科

美容外科・美容整形外科

美容外科・美容整形外科は、基本的にプライバシーが守られる事が重要となります。

そのため路面店等は立地としては向きません。

入るところが見えにくく、他の患者さんとも鉢合わせしないような動線の工夫もするとよいでしょう。

そして一番重要なポイントが、美容整形外科においては、内装に高級感が必要となります。

自分の顔を美しくしてもらう病院を、簡素な内装のところに任せようとはしないためです。

患者さんも比較的富裕層の方が多いため、ターゲットの好みに合ったラグジュアリーな雰囲気のクリニックが多いですね。

皮膚科・美容皮膚科

皮膚科・美容皮膚科

皮膚科は、診療が主な皮膚科と、美容に特化した皮膚科の2つのパターンがあります。

どちらの患者さんをターゲットにするかで、クリニックデザインも大きく変わってきます。

美容に特化した皮膚科の場合は、美容整形外科と同じように高級感のある雰囲気がおすすめです。

あと、美容商品を販売することも多いため、物販スペースもあるといいですね。

産婦人科

産婦人科

産婦人科は、定期的に通う事となるため、事前に下調べなどで見られることが多いクリニックです。

外観の雰囲気の他、入院することになる場所なので、内装も重要となります。

女性に特化した科なので、内装は女性ターゲットのやさしい雰囲気が多いですね。

お子様連れの方も多いので、キッズスペースもあるといいでしょう。

歯医者・歯科

歯医者・歯科

歯医者は小規模の場合、比較的小さな坪数でも開業が可能です。

ただ実はコンビニよりも数が多い歯科医院。

そんな歯科医院だからこそ、他のクリニックとの差別化が重要となります。

小規模の歯科医院の場合、1人の先生で複数の患者さんを治療することがほとんど。

医師の移動のしやすさも大切ですが、患者さん同士のプライバシーも気にする方が多くいます。

最近では個室の歯科医院や、子どもも楽しく受診できるようモニターが配置された歯医者さんもありますね。

競争が激しい診療科だからこそ、他のクリニックとの差別化で患者さんの獲得が重要になります。

心療内科

心療内科クリニックの内装のポイントは、他のクリニックとはすこし違います。

奇抜な色やデザインは避けて、落ち着いた配色が望ましいですね。

診療の内容から、診察室同士や待合室エリアとのプライバシーが保たれる作りも重要となります。

そのほか職員の安全面の観点から、診察室のドアは2つ、受付カウンターの出入口も2か所など、動線についても工夫が必要です。

ご家族が診察に付き添うことも多いため、先生やスタッフさん、患者さんとご家族が相談できるようなラウンジのような診察室があるといいですね。

まとめ

以上がクリニックや病院の内装デザインについてと、診察科ごとの抑えるべきポイントでした。

ポイントは以下3つ。

  • ・明るく清潔感のある内装
  • ・開放的な空間
  • ・バリアフリーの対応

内装デザインは、清潔感のあることは基本ですが、明るく開放的な空間を心がけると患者さんもリラックスできます。

昔ながらのシンプルで簡素な病院のイメージは捨てて、過ごしやすい空間作りが大切です。

バリアフリーのほかユニバーサルデザインも意識した内装が、今後は一般的となります。

診療科ごとのポイントも簡単ですがまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね!

では最後までお読みいただきありがとうございました。

名古屋の店舗デザインならImaedaDesignをよろしくお願いします!